社会科教育の目指すもの
多様な人と折り合いをつけるとか一人も見捨てないとか『学び合い』が目指すものではなく、社会科という教科は何を目指すのかについて考えてみる。
西川先生的には「ない」か「学習指導要領が定める目標」とか言うのかなと想像しながら。
考えるだけ無駄とでも言うのかな。
ただ西川先生がなんと言おうと僕は社会科教育で子どもたち全員に目指してもらいたい姿がある。
自分自身の考えは
「自分自身の立場を述べ表現できるようになること」
算数や数学、英語、化学、物理などは答えが決まっている。目指す決まったゴールに向かってプロセスを共に考えていくのがそれらの教科の『学び合い』だ。
ただ社会科は答えがない問いが多くある。自分がすでに実践した中でも
・食料の輸入に賛成か反対か
・A工場の方がB工場より多い理由を考えて周りを納得させろ
など立場が分かれる問題を入れた。本来ならもっと入れたい。
自分の考えを持つこと。これは大人社会ではすごく大事だと思う。教師なら教育観とでも言うのでしょうか。
その自分の考えに一定数反対意見を持つ人もクラスにはいるはず。だからこそ学習指導要領でいう「対立と合意」を全員に経験させたい。
さまざまな立場がある。みんな違ってみんないい。この考えが最も表れているのが社会科だと僕は思います。