ある児童との会話から

今日の『学び合い』

 

比較的課題達成に容易なプリントを作成した。前時が課題達成が難しいと判断し、今回は簡単にした。しかし、前時の課題が達成したため、今回は時間を5分間短くした。

 

残り10分くらいで全員達成できると判断し、クラスのYさんを読んでクラスの後ろでお話。

 

赤:先生の授業どう?

Y:うーん、この授業ってさーできるかできないかは俺次第だよね。

赤:そうか、そう思うか。先生もそう思う。この前は白紙で出したけど、今回と前回できたもんね。Yさんはこのクラスのキーマンだね。

 

内容は少々省略してあるが、思い出す限り大体こういう会話を行なった。

 

Yさんは僕の会話をすぐ理解できる2割の児童ではない。むしろ僕の話を聞いているとは到底思えない。『学び合い』のセオリーに反してるのは分かるが、Yさんの考えを聞いておきたかったのだ。

 

そしてビックリしたのは、自分が言いたかった言葉がYさんの口から出てきたこと。僕の言葉なんて何一つ届いてないと判断した子から出た

自分の立場を理解している発言。

 

分かってるならもっと頑張ってくれよーと心の中で叫んだ。

 

ただ気づいたのは、人それぞれ自分の立場を理解し行動している子が増えたということ。もう7回目で『学び合い』の授業に慣れてきているのも大きいと思うが。

 

ただ僕はもっと上の集団を目指します。今日楽勝オーラが出ていたと感じたので、次回は難しくします。テストも近いし、緩めるところと締めるところの駆け引きを今年は味わいたいと思います。