1月31日

1月31日正午は、僕が卒業した上越教育大学学校教育学部卒業論文提出締切の時間です。

 

この時間を守らなかった場合は、例え他の全ての卒業要件の単位を取得していたとしても卒業できず、留年となってしまうシステムとなっている。

 

今から2年前の今日、僕は上越教育大学社会系コースにいました。このコースは期限限度まで最大級の質の論文を求めるため、1月30〜31日にかけて、ゼミ室(コース約20名の部屋)でコースのメンバー全員でオールしたのを今でも覚えている。

 

1人80枚くらい印刷するので、印刷機の順番がなかなか来なかったのだ。しかも大学に提出してないから、31日の午前中にもし何か起こったら(寝過ごして正午を過ぎてしまった等)卒業できなくなってしまうので、ゼミ室にいれば一番安心なのだ。

 

正直、タイムマシンで「今から2年前の1月10日に戻れます。100万円もらえます。」と言われても躊躇してしまう自分がいる。それくらいキツかった。

 

ただそのおかげで、学部生レベルの論文添削なんて朝飯前になったし、ゼミの先生には、論文の作法を細かく指導していただけた。感謝している。

 

そして何よりも強靭なメンタルを持つことができたことは大きかった。おそらく、いや確実に上越教育大学の中で最も卒業しにくいコースであると思う。社会科の免許取得のための講義も他のコースより多いし。豆腐メンタルの人では卒業できないところだと思う。

 

社会人になって嫌なことで落ち込むことがたくさんあるだろうけど、この経験があれば、自分のクラスの子が自殺したなどがない限り、やっていけるのではないかという根拠のない自信がついた。

 

だからこそ、僕は学部の時、西川研究室ではなく、社会系コースに所属して良かったと思っているし、今でも誇りである。

 

 

社会系コースの後輩たちへ

他のコースは卒業論文を提出すればゴールだけど、社会系コースは間違いだからね。あくまでスタートラインに立っただけ。最後まで気を抜かないこと。

 

今日のは長くなったので

続きの「2月1日〜卒論発表会」については近々書きます。