一方方向と双方方向

zoomで『学び合い』の会に参加しました。

 

『学び合い』の会といいつつもオンライン授業の話がほとんどでしたが。

 

この会が始まるまで、僕は全国で実践されているオンライン授業の大半が一方方向であるのに違和感を感じていた。

 

だったらプリント学習でよくないですか。

 

 

子どもたちの学習するツールがプリントからオンラインに変わっただけです。

 

それをわざわざ動画を撮影して、ネット環境を整えてと労力を使って、一つの動画を作るんだったら市販のワーク・ドリルを教材にしてやった方が労力がかからないんではないかと。

 

動画等ICTが苦手な人は多くいると思われる。自分だってそう。特に50代の先生は。それを一から作るんだったら、ワーク・ドリルの配布の方がマシだと思ってました。労力がかからないからです。

 

先生の顔が画面に見えることってそんなに効果があるでしょうか。

 

もちろん効果がないとはいえませんが、それは数回で継続しないと思いました。

 

 

だらだらと書いたことをまとめると

オンライン授業をすることが「目的」となっているんだったら意味がないということです。

 

もしGW後の学校がこのようなオンライン授業だったらプリント・ドリル学習の方がいいなと考えます。分からないことがあったらLINEする子が多いと思いますし。(全ての子ではない)

 

オンラインでは、「質問する場所」だったら意味があるかなと。

 

学校の目的は、多様な人と折り合いをつける、子どもを大人にする、集団行動を学ぶ、などそれぞれの教師が自分の考えを持っていると思います。その一つに「分からないところを分かるようにすること

があるのではないでしょうか。

 

プリント・ドリル学習では、分からなかった時の解決手段が、自力解決できない場合は、LINE等で誰かに聞くか、保護者に聞く、しか思いつきません。(他にもあるかもしれません。)

 

 

オンラインで『学び合い』はくぐり抜けるハードルが高く、遠すぎる目標のように感じていた。ただお悩み相談的な双方方向のやりとりができればありだと思いました。

 

どのような「目的」でオンラインを導入するのか。オンライン授業をすることが目的となってはいけないし、ほぼ全員の教師が『学び合い』といっても???マークがともるだけと考えると、「分からないところを質問できる場」としてはありかなと。

 

これだったら子ども同士の顔も見れるし、学習の停滞を少しは解消でき、受け入れられる可能性が高いと少しは期待できた1日でした。