児童の学び④
ある児童の『学び合い』で学んだことに関する記述内容
(全文)
べんきょうにしゅうちゅうできるようになった。前よりもテストの点が上がった。協力することによって、相手も自分も心に大きな花がさく。りかいが深まる
この児童は、なかなか特性のある子でおそらく現在の公立学校のシステムに1番不適合なタイプだと思う。やる気のあることはやる。やりたくないことはとことんやる気を出さない。
(アスペルガーとかではない。)
事実、普通の黒板を使う授業の得意なところと『学び合い』の苦手なところに「なし」と書き、その真逆の普通の黒板を使う授業の苦手なところと『学び合い』の得意なところにそれぞれ3つくらい書いていた。
この児童は、社会が大嫌いで黒板の授業は、寝そべって板書することは一切ありませんでしたが、『学び合い』では毎回真面目にやっていました。その子に聞いたら「『学び合い』で何もやらなかったら友達に迷惑がかかる」と言っていました。
社会科を勉強する動機付けに『学び合い』の考え方が合っていたのかなと感じています。
ただ現在の公立学校のシステムだとこのような児童は問題児として認識され、厳しい環境で過ごしていくことが予想されます。幸せを願っています。